これまで、"賑やかだ""おもしろい"、そんな面がとくにフィーチャーされてきた関ジャニ∞。だが、彼らにはライヴで見せるような音楽への真摯な取り組み があったこともまた事実。アルバム『8UPPERS』は、そんな関ジャニ∞の音楽に対する熱いキモチが露わになった作品だ。賑やかで、おもしろくて、熱く て、カッコイイ。今作で、魅せる彼らの新たな魅力に迫ります。
■こんな関ジャニ∞もあります!
音楽と映像で新たな挑戦
――ようやく新プロジェクトと銘打たれた活動の全貌が明らかになりました。新しいアルバムは、「FEATURE MUSIC FILM」と呼ばれる、アルバム曲と連動した77分にも及ぶ映像を収めたDVDとセットでリリースされます。音楽と映像との融合のさせ方としては、とても 斬新な試みだと思いました。
村上 ありがとうございます。
――7人でお芝居をするのは、大阪松竹座での舞台(06年夏)以来だったそうですが、撮影は楽しかったですか?
横山 楽しかったですね。合間は、みんなでずっとゲームしてましたよ。
――バラエティや歌番組では観ることのできない、みなさんのクールでシリアスな表情が満載でした。
横山 僕も、出来上がったものを観たとき、「こんなに撮ってたんやー」とビックリしましたね。自分が出てないシーンのことは、完成したものを観るまであんまりわかってなくて、台本で読んでいたときよりも、メンバー同士の絡みのシーンが多いように感じたし。
錦戸 撮影もですけど、僕は、その"合間"がとくに楽しかったです。普段、ドラマとか映像の作品に参加するときは、ソロっていうか、メンバーが一緒じゃないんで。結構いつも寂しくしてるんですけど(笑)、今回は、待ち時間もみんなで一緒にいられたんで。
横山 一回、合間の時間にみんなでステーキ食べに行ったりね。
丸山 あ、行ったなあ。
横山 一緒に仕事をして、あんなにメンバーの成長を感じたのも初めてかもしれないです。大倉なんか、最初一緒に舞台やったときは、バラエティの知識しかな いもんだから、耳につけるピンマイクを、胸につけようとして、つかないもんやからあたふたして(笑)。あれ、衝撃やったわ。今でも、その場面がまざまざと 目に浮かんできますわ。
大倉 もぉ、やめてやー(苦笑)。
横山 それが、いろんなドラマに出て、大きくなって帰ってきたな、と。
――安田さんや大倉さんがよく、「7人で映画がやりたい」と言っていて。その意向が酌まれて実現したんですか?
村上 いや、具体的な提案をしてくれはったんは、全部スタッフさんです。
横山 もちろん、そういう僕らの発言を受けて、考えてくれた部分もあるんじゃないですか。去年の年末のライヴの準備をしている頃に、スタッフさんが、「来年は、ライヴツアーの構成も踏まえた上でアルバムを制作したらいいね」って言ってましたから。
――2年連続で、京セラドーム大阪でカウントダウンライヴができることも、その頃もうわかってたんですか?
横山 それがわかったんは、年末のライヴ期間中です。事務所の人が、「ツアーのファイナルをカウントダウンに設定して構成を考えたら、やりやすいんじゃない?」と言ってくださって。
――撮影はいつ頃だったんですか?
安田 5月~7月ですね。
――レコーディングも同時並行?
錦戸 いや、かなりあとです。
横山 ただ、映像の撮影中も、スタッフさんからアルバムについての話はよく聞かされてましたね。「今回はこういう人に曲を依頼しているから」とか。
――では、去年のアルバム『PUZZLE』のように、何十もの候補曲の中から選んだ、という形ではないんですか?
錦戸 「今回はこれでやるから、ついてきてくれ」みたいな感じで、スタッフさんが指揮をとってくれて。
村上 でも、ソロ曲は、候補曲の中からそれぞれ好きなのを選びましたけど。自分で曲作ってるメンバーは除いて。
■今までのイメージを一新
持ち前の"武器"でいざ勝負
――アルバム曲はもとより、最近のシングルも、ストレートに"音楽勝負"な色合いが濃い曲ばかりです。とくに、『LIFE~目の前の向こうへ』は、シングルで初めてのバンド演奏でした。
錦戸 僕、前からずっと言ってたんですよね。バンドでシングルを出して、歌番組で演奏したいって。
安田 今までの関ジャニ∞のイメージだけじゃなく、いろんな見せ方をしたいっていうのは、僕もずっと思ってましたね。音楽でいろいろ武器を持っているのは、僕らの強みだと思うし。
錦戸 シングルは、今まではどうしてもパフォーマンスありきだった。もちろんパフォーマンスはすごく大切だし、それをこれからやめる、というわけではない けど、もっと大勢の人に、俺らが違うこともできるっていうことを見せていきたかった。それも別に新しいチャレンジっていうわけじゃないんですよ。ライヴで やってて、テレビではやってなかっただけのことで。
――『願い』のようなバラード曲を、シンプルにユニゾンで歌っていたのにも、いい意味で裏切られた感じでした。最近、ハーモニーに力を入れているような気がしていたので。
渋谷 今回は、映像に合わせての曲作りだったので。そこで歌っている人が映像に映し出される、とかそういう演出も絡んでると思う。歌割りひとつとっても、いろんな必然があるっていうか。そういう作り方をしてるところも、新しいし、おもしろいんやないかな。
――安田さんと大倉さんとで作詞した『って!!!!!!!』(通常盤のみ収録)は、どんな経緯で生まれたんですか?
大倉 ヤスと飲んでるときに、……ノリでそうなりました。ヤスが僕に「どぉ?」ってオファーしてくれて……。せっかくなので、頑張りました。
安田 最初に大倉が、歌詞の叩き台みたいなのを書いてくれて、そのあとふたりでメールでやりとりしながら、僕がちょっと言葉を変えたり足したりして。
――『って!!!!!!!』は、いちばん関ジャニ∞らしいメッセージ性を感じます。ビックリマークも7本ですし。
安田 今までにない曲を作りたくて。ロックメドレーのときに歌うんやったら、こういう感じがいいのかな、と。
横山 ロックメドレーって、あらためて言うと恥ずかしいな。ジャニーズだけやろな、そんなこというの(笑)。ミスチルさんが、構成考えるとき、「じゃあ次のロックメドレーは……」って言わないやろ、たぶん。
大倉 (笑)。まあでも、ジャニーズが、そんだけいろんなジャンルをやってるってことじゃないですか。
"もっとたくさんの人たちに違った一面を見てもらいたい"と挑んだ本作は、今まで以上に彼らの魅力が詰まった1作に仕上がっている。音楽に対してアツイ想 いを抱き続ける7人は、今後も"関ジャニ∞にしかできない魅せ方"で私たちを魅了してくれることだろう。なお、当インタビューはエンタテインメント週刊誌 オリ★スタ10/25号(10月15日発売)で掲載中。
- Oct 15 Fri 2010 17:38
関ジャニ∞が1年半ぶりのアルバムで新境地を切り開く!
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